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１０月２９日（金）天気：晴れ。今年の天草研修は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、日帰りでの実施となりました。１年理数科４０名と自然科学部希望者４名の計４４名が天草御所浦で約半日の研修に参加しました。

午前中は御所浦島一周クルージングとトリゴニア砂岩化石採集場での化石採集でした。海上タクシーでは、ガイドさんからの説明により、島の地層や生息する植物などについて学ぶことができました。また、採集場では、化石について学んだ事前学習のことを思い出しながら、目の前に転がっている化石に興奮した面持ちでした。

昼食後は船釣り体験と魚類調査です。釣り竿や糸巻き木枠を用いた手釣りで、鯛や鯵、オコゼなどを次々と釣り上げていました。５０ｃｍほどの大物を釣り上げた生徒もおり、大変盛り上がりました。事前学習で作成した「天草の生物図鑑」を用いて、釣り上げた魚の形態をじっくり観察しながら同定作業を行いました。本物に触れる学びをとても楽しんでいる様子でした。

現地出発前には、軽食（おにぎり、魚のすり身フライ、がね揚げ、みかん）をいただき、天草の食文化にも触れることができました。学校到着後は、釣った魚を仕分け、各自お土産として持ち帰りました。夕食に天草の魚を食し、研修の土産話にも花が咲いたことと思います。生徒たちの自然科学への興味・関心がますます高まるのが感じられた研修でした。