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3年理系生物、理数生物「パン酵母とGFPを利用した組換えDNA実験2」

2025年06月12日
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2025年06月12日

3年理系生物、理数生物「パン酵母とGFPを利用した組換えDNA実験2」

 6月6日、9日、10日の3年理系生物、理数生物では6月3日に引き続き、パン酵母とGFP※1を利用した組換えDNA実験を行いました。

 前回、最少培地に植菌した平地培地には多くの班でコロニー※2が多数見られました。コロニーの観察後、別の培地に遺伝子導入酵母で文字または絵を描き、遺伝子導入前酵母で取り囲むように線を描いてさらに培養しました。9日、10日には培養した平地培地に青色光をあて、緑色の蛍光を確認しました。多くの班で、ほのかに緑色に文字や絵が光る様子を観察することができました。 

 本実験は日本生物工学会西日本支部からの補助で行っています。

 ※1:緑色蛍光タンパク質  ※2:増殖した酵母菌の集まり

【生徒の感想】(一部抜粋

 パン酵母にGFP遺伝子を導入することで実際に遺伝子組換えが成功したかを確認することができました。一番感動したのは青色ライトを当てたときにGFPが光ったときです。本当に組み込んだ遺伝子が働いたことを見て、楽しくなりました。

 実験をして、私たちの班は運が悪く酵母が2、3個しか増えませんでした。失敗した原因はよく分かりませんでしたが、少ない酵母を増やして少しだけ蛍光に光ったので良かったです。

 遺伝子組換えを身近に感じることができた。実験をしているときに蓋をすぐに閉めたり、なるべくしゃべらないように意識したことが実験成功につながったと思う。

 「遺伝子組換え」という言葉は聞いたことがあったが、どのように行われているのかこの実験で知ることができた。以外と身近なところにも利用されているようであるので、自分でもう少し調べてみようと思いました。

 遺伝子導入はとても小さいものを扱うので、とても緻密な実験を行うと思っていたのですが、とても難しい実験ではなかったです。仕組みをもっと知るためにも、しっかりと復習したいと思いました。

 遺伝子を導入すると聞くと、大きな研究機関とかでしかできない難しいことだと思っていたので、実際に自分の手で導入できたので、今までより身近なものと感じました。その一方で、遺伝子組換えは社会だと賛否両論あるので、器具があれば誰でもできるというのは少し怖いなと思いました。

 

 

 


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